学校給食

将来を担う子供達のために、学校給食から健全な食文化の育成に貢献していきます。

食育

日本人のライフスタイルの変化により、昔から親しまれていた食文化が失われつつあります。改めて日本の食糧自給率を考え、食育の発展につなげます。

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スーパー給食レポート

スーパー給食レポート

Vol.17 東京都足立区立綾瀬小学校
2009.10.29
東京都足立区立綾瀬小学校で、スーパー給食17を行いました。
足立区のおいしい給食モデル校で、世界初のフレンチと中華のコラボ給食を

この度の「超人シェフのスーパー給食」は、足立区が「おいしい給食」の取り組みの一つとして実施している二回目。
足立区のおいしい給食モデル校である綾瀬小学校に、「ラ・ロシェル」総料理長、工藤敏之シェフと、「szechwan restaurant 陳」料理長、菰田欣也シェフが初登場、そしてスーパー給食では初めての、おそらく世界でも初めてのフレンチと中華の初の「コラボ給食」となった。

地場産のおいしい小松菜を使ったメニューを考案
地場産のおいしい小松菜を使ったメニューを考案

前回のテーマでもあった「足立区学校給食の今後の財産になるようなメニュー」に加え、今回は更に「地元足立区で採れるおいしい小松菜を使ってほしい」と依頼を受けた両シェフが考えたメニューは・・・
“白身魚の甘酢ダレ”(菰田シェフ) “小松菜のスープ”(工藤シェフ) “豚挽き肉と大根のそぼろ”(菰田シェフ )“リンゴのコンポート”(工藤シェフ)
甘酢ダレにも、スープにも、そぼろにも、全てのおかずに小松菜を使用する。

シェフの見事な包丁さばきから元気にスタート!
シェフの見事な包丁さばきから元気にスタート! シェフの見事な包丁さばきから元気にスタート!

朝の最終打ち合わせを終え給食室に入ったシェフは、最初にデザートの“リンゴのコンポート”作りに取り掛かる。大釜で全ての料理を作る為、いかに早くコンポートを作り上げなくてはいけない。まずは6人がかりでリンゴの皮剥き。工藤シェフの見事な包丁さばきに、「すごーい!」と歓声があがった。みんなで手分けをし、カットされたリンゴの山がどんどん大きくなっていく。
8時半になり、シェフは全校朝会へ。
校長先生から「今日はみなさんが待ちに待っていたスーパー給食の日です。これからおいしい給食を作ってくれるシェフと、小松菜の生産者の方を紹介します。」と紹介を受け、子どもたちにあいさつをした。

工藤シェフ:
「おはようございます!今日はみなさんの為に、おいしい給食を作りに来ました。給食を食べて元気になってくださいね!」

菰田シェフ:
「今日は、いつも給食を作ってくれている方々と協力して、体にいいおいしい給食を目指して、みんなに笑顔で“おいしい!”って言ってもらえるように頑張ります!」

小松菜の生産者(宇佐美さん):
「今日の給食の為に愛情を込めて作りました。1ヶ月前に種をまいて毎日手間隙かけて作りました。みんな残さずおいしく食べてほしいと思います!」

主役の小松菜を絶賛!おいしい給食に確かな手ごたえあり!
主役の小松菜を絶賛!おいしい給食に確かな手ごたえあり! 主役の小松菜を絶賛!おいしい給食に確かな手ごたえあり! 主役の小松菜を絶賛!おいしい給食に確かな手ごたえあり!

給食室に戻り、工藤シェフはコンポート作り、菰田シェフは野菜の切り出しに入った。コンポートにはレモンの汁に加え、5分程レモンの皮を煮出す。これはレモンの皮の香りも効かせる為なのだそう。
菰田シェフは、魚のあんに入れる長ねぎを3人がかりで細かく細かくみじん切りにした。すごくきれいに切っていく菰田シェフに話を伺った。
「本当にきれいですね!普段お店でも切り出しとかするんですか?」
「普段はもう一切包丁は持たないね。」
「こんなに薄く、細かく切れるなんて・・・忘れないんですね。」
「昔は嫌って言う程、朝から晩まで切っていたから。体が覚えているんだね!」
超人シェフも、努力があったからこそ、と改めて実感。

そしていよいよ主役の小松菜が登場。生のまま一切れ口にして「やわらかい!美味しい!」とシェフも絶賛。二人のシェフはさっそく小松菜を使った料理に取り掛かる。
コンポート作りを終えた工藤シェフはスープ作りに。まずは玉ねぎとじゃがいもを、透き通るまで丁寧にじっくり炒める。それからミキサーにかけ牛乳を加えポタージュを作る。最後に塩茹でした小松菜を、できるだけ滑らかなスープに仕上げる為時間を掛けてミキサーにかけ、ポタージュに加えた。塩と砂糖で味を調え、緑色の鮮やかな小松菜のスープが完成した。
一方、普段ホテルでも大釜を使っているという菰田シェフ。初の学校給食作りだが、慣れた手つきで手際よく調理を進めていった。そぼろには、豚挽き肉と小松菜、大根のみじん切りが入る。水分が材料から出たところで調味料を加えると、味がよく含む。味を確認し「うん!おいしい!!」とシェフ。あんかけの餡は、お店の味とほとんど変えずに、本格的に仕上げた。
調理中クラスごとで見学に来る子どもたちみんなに、笑顔で手を振り子どもたちとのコミュニケーションも図りながら、両シェフは時間通りに給食作りを終えることができた。
お店の味に近い今回の給食、こどもたちが喜んでくれるか楽しみでもあり、少し不安でもある。子どもたちの反応は・・・

感謝の気持ちを大切にしよう。
感謝の気持ちを大切にしよう。 感謝の気持ちを大切にしよう。 感謝の気持ちを大切にしよう。

調理を終えたシェフたちは、5年3組に招待された。
「朝から頑張って、楽しく作りました。みんな楽しんで食べてください!」とあいさつをし、みんなで一斉に“いただきます!”をした。
するとあちこちから「おいしい!」という子どもたちの声が。
「この甘酢あん、すごくおいしい!ご飯に合う!」「小松菜のスープがおいしい!!」「全部おいしいけど、そぼろが一番!」「コンポート初めて食べた。甘くておいしい!!」

みんなが食べ終わると、足立区の教育長から一言
「今日の給食とってもおいしかったですね。給食は、みんなに大切な栄養のことを考えて作られています。毎日作ってくれる方への感謝の気持ちを忘れずに、残さず食べて、栄養をきちんと摂ってください。」
続いて小松菜の生産者宇佐美さん、
「“小松菜おいしい!”という声が何回も聞こえました。生産者にとってとても嬉しいことで、感激しています!どうもありがとう!」

そうして会食を終え、5,6年生と交流会を行った。
「今日は楽しい時間を過ごすことができました。ありがとう!給食を作る大変さが改めて分かりました。これからも、いつも給食を作ってくれる方たちへの感謝の気持ちを忘れずに、残さず食べてください。それから、お家ではお母さんやお父さんに、朝ごはん夕ごはんをしっかり作ってもらい一緒に食べてもらってください!」と、シェフは子どもたちに話した。
そして、それぞれのシェフの下積みの頃についてや、食事の大切さ等、子どもたちからのたくさんの質問に答え、あっという間に交流会は終わった。

最後に、シェフは今日の給食について語ってくれた。
「周りに座っていた子どもたちはみんな完食してくれて、本当によかった。給食の大切さ、そして感謝の気持ちをもっと伝えていきたい。毎日みんな完食してくれるといいね。」
「今日は野菜もたくさん食べてくれていた。この“スーパー給食”は、きっといつまでも子どもたちの心に「感謝の気持ち」として残ってくれると思うので、とてもいいことだね。続けていくことが大切だね。」

東京都足立区立綾瀬小学校
東京都足立区立綾瀬小学校 (http://www.adachi.ne.jp/users/adaaya/
今年で創立46年目を迎える歴史と伝統のある学校。人数が多く大規模校であり、学校開校、学習発表会、運動会など地域の方の参加が多く、大変活気がある。
また、子どもたちを心身ともに健やかに育むため、知育・徳育・体育、実践力を培うことに取り組んでいる。